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NPT会議 首相や外相の出席を求める 広島知事

■記者 岡田浩平

 広島県の湯崎英彦知事は13日、首相官邸で平野博文官房長官に会い、米国ニューヨークで来月開かれるNPT再検討会議に鳩山由紀夫首相や岡田克也外相が出席するよう申し入れた。

 知事は被爆国の代表として積極的なリーダーシップ発揮を求める要請書を、林正夫県議会議長と連名で提出。平野氏は核兵器の非人道性の発信や廃絶の重要性を語ったが、首相らの出席の可否には触れなかった。核保有国など各国首脳の広島訪問には「非常に大事だ」と述べたという。

 知事は「広島、長崎の経験を生かすことと原子力の平和利用は、NPTの枠組みで日本が大きく貢献できる分野だ」と強調した。申し入れは外務省の西村智奈美政務官、民主党の生方幸夫副幹事長にも行った。

(2010年4月14日朝刊掲載)

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