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「非核三原則法制化を」 被団協、8万人署名提出

■記者 岡田浩平

 日本被団協は13日、国会内で集会を開き、非核三原則の法制化を求める8万6千人余りの署名を民主など4党の議員に提出し、国会での請願採択へ協力を要請した。

 衆参両院議長にあてた請願署名は「国是である非核三原則を空洞化させないための法制化」を国会に求める内容。各党への要請書では、外務省の有識者委員会の報告書で「広義の密約」と認定された核の持ち込み問題を踏まえ、非核三原則の法制化を経て朝鮮半島を含む北東アジアの非核地帯化を目指すよう求めている。

 これまでに集まった8万6802人分の署名を4等分し、集会に参加した民主、社民、公明、共産の4党の国会議員に提出、請願の紹介議員になるよう協力を求めた。各議員とも前向きな姿勢を示した。

(2010年4月14日朝刊掲載)

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