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原爆以前の広島を影絵に 浜崎ゆう子さん 被爆者から聞き制作 中国新聞社で展示

■記者 山田祐

 原爆投下以前の広島で子どもが遊ぶ風景を描き、平和の尊さを訴える「小さな祈りの影絵展」が7日、広島市中区の中国新聞社一階ロビーで始まった。

 影絵作家浜崎ゆう子さん(40)=川崎市=が広島、廿日市両市を訪れ、被爆者らから聞いた思い出を基に制作。川遊びや木登りなどの様子を、黒い紙の切り絵とカラフルなセロハンを組み合わせ、幻想的に表現している。

 市民でつくる展示の実行委員会が主催。高林真澄代表(53)は「原爆で何が失われたのかを感じてほしい」と呼び掛けている。土・日曜を除く30日まで。午前9時半から午後6時。入場無料。

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