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軍縮促進議連 会長に横路氏 核廃絶 奮起促す

■記者 岡田浩平

 超党派の国会議員でつくる国際軍縮促進議員連盟の総会が20日国会内であり、新会長に横路孝弘衆院議長を正式に選んだ。横路氏は前会長の河野洋平前衆院議長とともに、核兵器廃絶に向けて被爆国の議員の奮起を促した。

 約20人が出席した。横路氏は、河野氏らの働き掛けで一昨年に広島市で主要国(G8)下院議長会議(議長サミット)が開かれた経緯を紹介。「広島、長崎をできる限りみてもらう活動を国会としてもっとやるべきだ」と呼び掛けた。

 河野氏は「核兵器のない世界」を唱えるオバマ米大統領を後押しする国際世論づくりに、日本が率先して取り組むべきだと指摘。「議連が先駆けの役割を」と求めた。

 議連のメンバーは48人。河野氏が昨年の政界引退後、横路氏を会長の後任に指名した。事務局長には自民党の村田吉隆氏(比例中国)、事務局長代理には民主党の平岡秀夫氏(山口2区)が就いた。

(2010年4月21日朝刊掲載)

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