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首相、核軍縮に期待感 OBサミット参加者と面会

■記者 岡田浩平

 鳩山由紀夫首相は21日、官邸で「インターアクション・カウンシル(OBサミット)」のクレティエン共同議長(カナダ元首相)、フレーザー名誉議長(オーストラリア元首相)と面会した。20日まで広島市で開かれた年次総会の成果を踏まえた核軍縮の促進に期待感を示した。

 サミットに参加した福田康夫元首相も同席。クレティエン氏が、核兵器禁止条約の実現など28項目の勧告を盛り込んだ共同声明や「広島宣言」を首相に手渡し、内容を説明した。

 首相は核兵器廃絶をテーマにした総会が被爆地で開かれた点を評価。「核兵器のない世界の実現へ、政府だけでなく研究者や市民社会が一体となった粘り強い取り組みが必要だ」などと述べたという。

(2010年4月22日朝刊掲載)

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