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朗読劇でガザの惨状 劇団上演 講演も 中区

■記者 新田葉子

 広島市を拠点に活動している劇団月曜会は25日午後2時から、広島市中区榎町のスタジオ「アッカー」で、パレスチナ自治区ガザの現状を伝える朗読劇を上演する。併せて講演会も開く。

 20~70代の団員8人が「ガザで起こった本当のこと」を演じる。ガザ住民や元イスラエル将兵たちの証言を朗読し、極限の状況で生命や人間性が失われていく姿を描いた作品。シナリオは「非戦を選ぶ演劇人の会」(神奈川県)が手掛けた。

 続いて横浜市のフリージャーナリスト土井敏邦さんが「パレスチナの何が伝えられていないか」をテーマに講演する。

 月曜会は1959年に結成。昨年秋に土井さんから、イスラエルによる封鎖が続くガザの状況を聞いた岩井里子代表が「ヒロシマに生きる一人として見過ごせない」とパレスチナ問題に初めて挑戦した。千円。月曜会Tel082(234)9656。

(2010年4月23日朝刊掲載)

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