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平和市長会議にゲルニカ平和賞

■記者 増田咲子

 平和市長会議が、空襲被災地として知られるスペインのゲルニカ・ルモ市などが創設した「ゲルニカ平和と和解賞」を受ける。市長会議会長を務める秋葉忠利広島市長が23日、発表した。

 2020年までの核兵器廃絶を目指す精力的な取り組みが「国際世論の喚起に功績を残した」として評価されたという。現地で25日に授賞式があり、市長会議の副会長都市である同国グラノラーズ市の市長が出席する。

 ゲルニカ・ルモ市はスペイン内戦中の1937年、無差別空爆を受け壊滅した。ピカソが作品「ゲルニカ」を描き、この空爆を告発したことでも知られる。平和の構築や和解の促進に貢献した個人や団体をたたえるため、2005年に賞が創設された。

(2010年4月24日朝刊掲載)

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