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ヒストリー

ヒロシマの記録2007 3月

2007/3/1
原爆資料館の来館者が感想を書き込むため館内に置いてある「対話ノート」に、韓国、朝鮮人と中国人を差別する書き込みが4カ所見つかり、資料館がノートを撤去。1970年にノートを置き始めて以来、1000冊目で撤去は初めて
2007/3/2
米の核兵器の製造・管理を所管する核安全保障局(NNSA)が、既存の核兵器の入れ替えを狙った新型核RRWについて、開発過程で核実験の必要性が低いリバモア国立研究所提案の設計案を採用する方針を発表
2007/3/6
米と北朝鮮の関係正常化に関する初の作業部会が、両国の主張が対立している北朝鮮の高濃縮ウランによる核開発問題について、双方が満足できる形の解決策を探ることで一致、2日間の日程を終える
2007/3/7
広島市立大広島平和研究所(中区)の呼び掛けで、西日本にある五つの平和研究機関による連携策を協議してきた「検討会議」が、07年度から正式に「西日本平和研究機関ネットワーク」を構築、活動開始で合意
2007/3/7
放影研の研究と運営の在り方を審議する専門評議員会が、老朽化し手狭になっている現施設について「拡充の検討が必要」とする勧告をまとめ、3日間の会期を終える
2007/3/8
紛争地域の研究者や非政府組織(NGO)メンバーを招き、平和の道筋を探る国際平和構築会議(広島大など主催)が、広島国際会議場で始まる。イラクやパレスチナ、チェチェン共和国など11カ国・地域の延べ約140人が集う
2007/3/13
広島県などが隔年で南米に派遣している被爆者健診団に対し、在ブラジル原爆被爆者協会が、07年度以降も受け入れを拒否する方針を県に伝える
2007/3/13
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の入館者が、開館から4年7カ月余りで100万人を突破
2007/3/18
広島市内3番目の原爆特別養護ホーム「矢野おりづる園」(安芸区)が完成し、運営する社会福祉法人が市や国、福祉関係者らを招き、施設を披露
2007/3/20
原爆症の認定申請を国が却下したのは違法として、仙台市の被爆者2人が却下処分の取り消しと一人当たり300万円の賠償を求めた訴訟で、仙台地裁はいずれも原爆症と認定し、処分を取り消す判決
2007/3/22
東京都と茨城県の被爆者計30人が国の原爆症認定申請却下処分取り消しや一人当たり300万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は原告21人を原爆症と認定し、処分を取り消す
2007/3/23
国連安全保障理事会が非公開協議で、ウラン濃縮を続けるイランへの追加制裁決議最終案に合意。全理事国政府の最終承認を得て、安保理は全会一致で採択する見込み。イランに対し一段の圧力が加わる見通しとなる
2007/3/26
米国防総省高官が、日米両政府が共同開発する次世代ミサイル防衛の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)について「射程1000キロを超えるあらゆる弾道ミサイルの迎撃能力」の獲得が目標とし、北朝鮮の長距離弾道ミサイル「テポドン2号」などの迎撃を目指す考えを示す
2007/3/27
原爆資料館が、被爆者が記憶を頼りに描いた「原爆の絵」約1200点をまとめた図録「原爆の絵 ヒロシマを伝える」を岩波書店(東京)から刊行

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