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ヒストリー

ヒロシマの記録2007 4月

2007/4/1
北京で3月行われた6カ国協議の作業部会で、北朝鮮側が「核施設の無能力化」に応じる条件として核兵器保有国として認めるよう主張したことが判明
2007/4/3
自民党の中川秀直幹事長が記者会見で、国の敗訴が続く原爆症認定訴訟に関連し「原告の人々も高齢化が進んでいる。党としても何らかの救済措置の拡大に向けて、議論を開始すべきだ」として、認定制度の見直しを進めるプロジェクトチーム(PT)を党政務調査会に設置したいとの考えを示す
2007/4/6
厚生労働省が、2月の在外被爆者訴訟最高裁判決を受け、時効を理由にこれまで支給していなかった1997年11月以前の健康管理手当の支給を開始するよう、都道府県や広島、長崎両市に通達
2007/4/6
日本被団協が取り組む原爆症認定集団申請で、爆心地から離れた場所で「黒い雨」を浴びた広島市の男性が市役所で認定申請の手続き。「黒い雨」被爆者の集団申請参加は広島県内初
2007/4/11
原爆投下前後の広島をコンピューターグラフィックス(CG)などで再現した映像作品「ヒロシマ グラウンド ゼロ~あの日、爆心地では」が、国連本部で初めて上映される
2007/4/12
インドが、核弾頭搭載可能な新型中距離弾道ミサイル「アグニ3」の発射実験を実施
2007/4/17
長崎市のJR長崎駅前で、選挙カーを降りて事務所に向かっていた伊藤一長市長が至近距離から拳銃で撃たれる
2007/4/17
広島平和文化センターが、原爆資料館の06年度入館者数は前年度比4・1%増の123万9853人となり、2年続きで増加したと発表
2007/4/18
重篤状態だった長崎市の伊藤市長が搬送先の長崎大病院で死亡
2007/4/18
広島市の秋葉忠利市長が、伊藤市長が射殺された事件を受け、出張中の東京から広島市役所に戻って記者会見し「遺志を継ぎ、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現へ努力したい」と述べる
2007/4/18
英紙タイムズによると、英中西部セラフィールドの使用済み核燃料再処理施設を管理する英核グループ(BNG)が1962年から92年までの約30年間にわたり、死亡した同施設の従業員少なくとも65人の心臓や肺などの器官を、遺族の同意なしに被曝(ひばく)調査に使っていたことが判明
2007/4/18
IAEAに近い外交筋が、イランが大規模商業用を目指す中部ナタンツの地下施設に約1300基の遠心分離機を設置し、ウラン濃縮を開始したことを明らかにする
2007/4/19
広島市の秋葉市長は長崎市役所を訪れて副市長らと面会し、伊藤市長が射殺されたことに「広島は大きな悲しみと憤りを持っている」と弔意を表明
2007/4/21
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)日本支部は中区で支部総会・理事会を開き、22年間務めた横路謙次郎事務総長=広島大名誉教授=の退任を了承し、IPPNW副会長で広島大名誉教授の片岡勝子さんの就任を決める
2007/4/23
広島平和文化センターの新理事長に、米国人平和活動家でセンター専門委員のスティーブン・リーパー氏が就任
2007/4/25
原水禁国民会議が、東京の総評会館で全国委員会を開き、岩松繁俊氏に代わる新議長に市川定夫埼玉大名誉教授を選出。広島、長崎の被爆者以外の議長就任は初
2007/4/27
岡本太郎が原爆をテーマに描いた壁画「明日の神話」の展示が、東京都現代美術館で始まる。08年4月13日までの長期展

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