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ヒストリー

ヒロシマの記録2003 7月

2003/7/3
広島市内でドキュメンタリー映画「ヒバクシャ―世界の終わりに」上映
2003/7/4
国際環境保護団体グリーンピースが、イラク中部のツワイサ原子力センター周辺の村落で通常の1万倍の放射線量を検出したと明かす
2003/7/5
広島市内で、所属団体などの枠を超えて被爆者が一堂に会する「ヒバクシャの集い」
2003/7/5
長崎市平野町に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館が開館
2003/7/8
被爆二世の健康診断で、2002年度の受診者数が前年度より18・7%減少したことが、広島県と広島市の集計で判明
2003/7/8
米国のシンクタンク核政策研究所が、米軍内部の研究でも劣化ウラン弾の生体への影響が指摘されていたとの調査報告書を発表
2003/7/8
イランの反体制派組織であるイラン国民抵抗評議会が米ワシントンで記者会見し、テヘラン近郊に秘密裏に建設された濃縮ウラン製造工場があると表明
2003/7/9
広島市と原爆資料館などが、兵庫県西宮市で「ヒロシマ原爆展」開催。続いて奈良市、大津市を巡回
2003/7/9
ラムズフェルド米国防長官が米上院軍事委員会で、イラクの大量破壊兵器について「決定的な新証拠が見つかったから行動(開戦)したのではない」と証言
2003/7/11
広島市が、国に要望する主要事業で第三原爆特別養護ホーム新設を重点施策に
2003/7/11
米中央情報局(CIA)のテネット長官が、ブッシュ大統領の1月の一般教書演説に、イラクのウラン入手のねつ造情報が盛り込まれた問題で自己責任を認める
2003/7/12
広島県被団協(金子一士理事長)の総会で、事務局次長に初の被爆二世が就任
2003/7/12
広島市内で、西区出身の女優蒔村三枝子さんの一人芝居「広島にチンチン電車の鐘が鳴る」公演
2003/7/13
韓国の通信社、聯合ニュースが、北朝鮮が8000本の使用済み核燃料の再処理を6月30日に完了したと米に通告した、と報じる
2003/7/15
広島・長崎原爆被爆者援護対策促進協議会(八者協)が、在外被爆者への支援充実などを盛り込んだ要望書を厚労省に提出
2003/7/15
広島市民たちのイラク調査団が現地で戦車の表面をふき取ったろ紙に、劣化ウラン微粒子が付着していたことが、広島大原医研の分析で判明
2003/7/18
広島市が平和市長会議の加盟都市に、8月6日を「ヒロシマデー」、9日を「ナガサキデー」とし記念行事を開催するよう要請書簡を発送
2003/7/18
イラクの大量破壊兵器に関する報告書作成に当たり、英BBC報道の情報源と指摘された大量破壊兵器の専門家デービッド・ケリー博士が消息を絶ち、遺体で見つかる
2003/7/22
中四国地方で初の国連関係機関となるUNITARの広島事務所が、広島市中区で業務開始
2003/7/22
広島市の平和記念式典に参列する小泉首相が、式典後の「被爆者代表から要望を聞く会」には出席しない予定
2003/7/24
被爆者援護法に基づく健康管理手当の支給期限の原則撤廃に踏み切る厚労省が、撤廃の対象となる一部疾病を決定
2003/7/24
施設や展示内容を更新する際の参考にと、原爆資料館が入館者から聞き取り調査を開始
2003/7/26
韓国・釜山市で日韓被爆二世シンポジウム開催
2003/7/26
イラク復興支援特別措置法が成立
2003/7/27
原爆の子の像にレプリカの銅鐸(どうたく)と折り鶴が取り付けられ、建立当時の姿に
2003/7/27
被爆6年後の1951年に広島市の己斐小児童がつづった作文が、単行本「ピカドン」に
2003/7/28
広島市が、核兵器を「作らせず、持たせず、使わせない」との新・非核三原則を日本外交の柱として国際的に提唱するよう国に要望
2003/7/28
日本被団協が、国連本部での原爆展の日程が2004年4月20日―5月20日に決まったと発表
2003/7/28
国内外の学生を対象に広島市立大の夏期集中講座「ヒロシマと平和」が始まる
2003/7/29
広島国際文化財団と日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が「ヒロシマ・アピール・ポスター」7作品を広島市現代美術館に寄贈し、展示始まる
2003/7/29
地方紙の記者ら7人を被爆地に招き、取材・報道してもらう広島市の国内ジャーナリスト研修「ヒロシマ講座」が始まる
2003/7/30
NHKと中国新聞の原爆報道の歩みをたどる単行本「ヒロシマはどう記録されたか」がNHK出版から刊行
2003/7/31
広島国際大の中村朋子助教授が、原爆を題材にした英文文献を紹介する「英語で読む広島・長崎文献」を自費出版
2003/7/31
広島市内で、市民が手づくりした銀の折り鶴を発案者の吉原秀和さんがオブジェ「平和の銀鶴」に仕上げる作業
2003/7/31
広島原爆の中性子線量が線量推定システム「DS86」の理論値とほぼ一致したと米独の研究チームが英科学誌に発表したことに、広島の研究者らが「共同研究の無断発表」と関係者に抗議
2003/7/31
中国新聞が掲載した「現地ルポ 核超大国を歩く」が岩波書店から発刊

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