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NY会場周辺で被爆証言や交流 広島の市民団体

■記者 明知隼二

 核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて米ニューヨークに向かう広島の市民団体が26日、広島市役所で記者会見し、現地での計画を発表した。

 「Yes!キャンペーン実行委員会」(延本真栄子代表)は現地に30日~5月3日、被爆者や平和団体を支援する移動式の情報ブースを設ける。再検討会議が開幕する3日は国連本部前の広場にテントを設置し、被爆証言や市民交流の場を提供する。

 このテントで3日、「被爆アオギリのねがいを広める会」(沼田鈴子会長)は、原爆の惨禍を生き延びた被爆アオギリについて絵本などを使って紹介。講釈師の緩急車雲助さん(78)=呉市=は、原爆投下を告発する自作の講談「蟻(アリ)の祟(たた)り」を紙芝居で披露する。

(2010年4月27日朝刊掲載)

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