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ヒストリー

ヒロシマの記録1997 9月


1997/9/1
動燃東海事業所で27年前から廃棄物貯蔵施設内にたまった水の放射能を測り、くみ出していたことや、水を蒸発させる小型ボイラーの無許可使用が、科学技術庁の調査で判明
1997/9/2
「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」が、米国・ニューヨーク市立大リーマン校で開幕
1997/9/5
軍縮に関する元米国全権大使で、「世界安全保障のための弁護士連盟」会長のトーマス・グレアム氏が、広島市の原爆資料館を見学し、日本が核軍縮への指導的役割を果たすよう訴える
1997/9/5
ノーベル平和賞を受賞し、「スラムの聖女」と呼ばれたカトリック修道女マザー・テレサが、インド・カルカッタで心臓発作により死去。87歳
1997/9/6
山口県原爆被爆者福祉会館ゆだ苑などが、山口市内で原爆死没者追悼・平和記念式典を営む。約300人が参列
1997/9/8
広島市中区の被爆建物「福屋幟町別館」(旧日本放送協会広島放送局)の取り壊し工事が始まる。被爆伝える縁石10枚を保存
1997/9/10
中国政府が、核兵器不拡散の国際的義務の履行などを明記した「核輸出規制条約」を公布、施行
1997/9/12
文化庁が、広島市の「市レストハウス」の地上部解体計画に難色示す
1997/9/16
通産省資源エネルギー庁は78年以降、日立製作所などが実施した全国8カ所、沸騰水型原子炉18基の配管溶接工事温度記録に虚偽報告の疑いがあると発表
1997/9/18
米国が、ネバダ州の地下核実験場で2回目の臨界前核実験
1997/9/19
抗議の座り込み相次ぐ。平岡敬広島市長が、クリントン大統領に抗議文を送り、「核拡散防止条約体制崩壊の危険性をはらんでいる」と指摘。藤田雄山広島県知事も中止要請文
1997/9/21
ノーベル平和賞選考委員会のゲイル・ルンデスタ事務局長が、広島市の原爆資料館を見学。ヒロシマの核兵器廃絶への取り組みを高く評価
1997/9/22
平岡敬広島市長が、被爆建物「市レストハウス」改築問題で、地上部分解体に難色を示す文化庁の見解を考慮し、慎重に進めていく考えを表明
1997/9/26
原子炉配管溶接工事の温度記録虚偽報告問題で、通産省資源エネルギー庁が、中国電力島根原発で虚偽報告の可能性のある箇所は計48カ所と報告
1997/9/26
広島市内で被爆した旧広島逓信講習所の同級生が、52年ぶりに平和記念公園で再会。原爆慰霊碑と恩師の墓に参る
1997/9/27
「広島の証言の会」(下中奈美代表)が設立総会を開き、10年ぶりに活動を再開
1997/9/28
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)在住の被爆者らが、広島、長崎を訪問し、日本の被爆者らと交流。広島県原水禁が受け入れ
1997/9/29
アジア・太平洋地域の放射線研究者らが、先進的な日本の被ばく線量を学ぶ研修会が、放射線影響研究所で始まる
1997/9/30
動燃が、再処理工場爆発事故、虚偽報告事件などで東海事業所長ら本社部長級の6人の更送を発表

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