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ヒストリー

ヒロシマの記録1997 12月


1997/12/2
広島県と広島市が、厚生省の実施する被爆二世健康診断の説明会を開催。県被爆二世団体連絡協議会(大森俊和会長)が、プライバシー保護に問題があるとして検診の進め方に難色を示す
1997/12/2
「インド・パキスタンと平和交流を進める広島市民の会」メンバーが、両国から帰国。核兵器廃絶へ向けた手ごたえ語る
1997/12/2
韓国人の元徴用工金順吉さんが、戦時中に三菱重工業長崎造船所に強制連行され被爆したとして、三菱重工と国に損害賠償などを求めた訴訟判決で、長崎地裁の有満俊昭裁判長は、国と旧三菱重工の不法行為を認定した上で、請求を棄却
1997/12/5
ロシアのエリツィン大統領が、戦略核弾頭数を3分の1削減すると表明
1997/12/5
絵本「さだ子と千羽づる」を製作した横浜市のフェリス女学院大の学生グループ「SHANTI」が、「平和・協同ジャーナリスト基金賞」を受賞
1997/12/5
外務省南東アジア第2課の小溝泰義氏が、国際原子力機関(IAEA)の事務局長特別補佐官に着任
1997/12/6
「元大正屋呉服店を保存する会」など3団体が、被爆建物「市レストハウス」の保存・活用を話し合う集いを開く
1997/12/7
米ワシントン・ポスト紙が、クリントン米大統領が16年ぶりに米核戦略を転換し、保有核兵器を米や同盟国への攻撃抑止に必要な戦力に限定することを決定したと報道
1997/12/7
連合広島などが、原爆ドーム世界遺産登録1周年を記念する「平和の集い INヒロシマ」を開く。羽田孜元首相や市民約600人が参加
1997/12/8
国と三菱重工業に損害賠償を求めている韓国人元徴用工金順吉さんが、請求を棄却した長崎地裁判決を不服とし、福岡高裁に控訴
1997/12/9
国連総会が、日本提案の「核兵器の究極的な廃絶に関する決議」を賛成156、反対0、棄権10で採択。中国も賛成
1997/12/10
原水禁が、自治労副委員長の佐藤康英氏の事務局長就任を了承
1997/12/15
日本の平和研究の草分け的存在で、朝鮮半島紛争に詳しい元広島大平和科学研究センター所長の関寛治氏が死亡。70歳
1997/12/19
ロシアが、旧ソ連最大の核兵器工場で、50年前後に働いていた約1万人分の従業員の被ばくデータを米国に提供することに合意
1997/12/20
国が、広島市の平和記念公園に建設する原爆死没者追悼平和祈念館の着工が、99度以降にずれこむことが来年度予算の大蔵省原案で確実になった
1997/12/23
米エネルギー省のペニャ長官が今後、米国の核兵器開発にかかわる記録文書や映像を積極的に一般公開する方針を示し、まず60年代の大量の文書など公開
1997/12/23
科学技術庁が、来年秋に動燃を改組して発足させる新法人の名称を「核燃料サイクル研究開発機構」にすると発表
1997/12/25
ロシアの大統領府機関紙、ロシスキエベスチが、エリツィン大統領が先に承認した「国家安全保障概念」の中で、ロシアは核軍縮を進める一方で、防衛のための抑止力としての核保有の必要性を指摘していると報道

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