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ヒストリー

ヒロシマの記録1996 1月


1996/1/1
スペインのバルセロナなど50以上の都市が、仏核実験再開への抗議の意思表示として、新年の飾り付けなどの明かりを一斉に1分間消す
1996/1/4
シラク仏大統領が、南太平洋での一連の核実験を2月末までに終了すると言明
1996/1/4
広島の市民グループ「市民のフランス原爆展」開催実行委員会(岡本三夫代表)の原爆展が、パリ市内で開幕
1996/1/13
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が新年演説。「実効性ある国際的な管理下で、できるだけ早く核兵器の開発実験に終止符が打たれなければならない」
1996/1/16
動燃が、岡山県苫田郡上斎原村に、人形峠事業所で3年計画で実施している核燃料の新型ウラン濃縮機の試験を1年間延長し、来年3月まで実施すると申し入れ
1996/1/20
ウクライナ内分泌代謝研究所付属病院長のミコラ・デムチェンコさんが、甲状腺(せん)がんの治療研修のために広島入り
1996/1/22
仏のムルロア環礁での核実験で、仏政府の専門家が実験場付近で微量の放射性物質ヨウ素131を検出していたことを明かす
1996/1/22
国の「原爆死没者追悼平和祈念館」に対する広島市の開設準備検討会議の初会合を、広島市役所で開催。被爆者7団体の代表が祈念館の理念の明確化を要望
1996/1/23
包括的核実験禁止条約(CTBT)の今秋の調印を目指すジュネーブ軍縮会議の96年会期最初の本会議が開幕
1996/1/23
核兵器廃絶を目指してオーストラリア政府が設立したキャンベラ委員会の第1回会議が開幕。25日に「核兵器廃絶へ向け、現実的措置をまとめる」との決意を表明して閉会
1996/1/23
原発立地の福島、新潟、福井3県知事が、もんじゅ事故の原因解明までプルトニウム利用計画を受け入れないと表明
1996/1/24
広島県原水禁が理事会を開き、世界の核被害者の支援など96年の運動方針を採択。横原由紀夫事務局長の後任に坂本健氏(元広島県教組教文部長)が就任
1996/1/26
オークランド大学平和研究センターが、仏核実験に関し、新しい理論モデルでは広島、長崎の両原爆で生じた合計放射能の約50倍もの放射能が海中に漏出する恐れがあるとの研究結果を発表
1996/1/26
米上院本会議が93年に米ロが調印した第2次戦略兵器削減条約(START2)を賛成87、反対4で批准
1996/1/27
仏が、南太平洋・仏領ポリネシアのファンガタウファ環礁で地下核実験。昨年9月の再開以来6回目で最大規模の120キロトン
1996/1/27
広島市立大国際平和研究所(仮称)の設立準備委員会(委員長・平山郁夫前東京芸術大学長)が初会合
1996/1/28
平岡敬広島市長が駐日仏大使に核実験の抗議文。藤田雄山広島県知事も抗議談話
1996/1/28
核実験中止広島緊急行動委員会の約20人が、原爆慰霊碑前で仏核実験抗議の座り込み
1996/1/29
シラク仏大統領が、テレビ演説で、南太平洋での地下核実験の終結を宣言
1996/1/30
仏の地下核実験場がある南太平洋・仏領ポリネシアのガストン・フロス行政府長官が、シラク仏大統領と会談。仏政府は今後ポリネシア行政府に対し10年間にわたり、毎年9億9000万フラン(約208億円)の交付金を支払うと発表
1996/1/31
露ウリヤノフスク州のディミトロフグラド原子力発電所で放射性物質が漏れる事故が発生、運転を停止。施設の損傷や人体への被害はなし

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