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ヒストリー

ヒロシマの記録1995 9月 ②


1995/9/16
広島県比婆郡東城町の原爆被害者の会が、被爆者援護法に「国家補償」の文言を盛り込むよう求める意見書議決の請願を町議会に提出することを決定
1995/9/16
全学連が、仏核実験抗議のためタヒチ島に到着した日本の学生2人が、地元警察に一時身柄を拘束されたと発表
1995/9/16
反核市民団体ピースリンク広島・呉・岩国が、在日仏大使館に核実験続行を表明するシラク大統領への抗議声明を送付
1995/9/16
ペルーのフジモリ大統領が平和記念公園を訪れ、平岡敬市長の案内で原爆資料館や原爆ドームなどを見学。「原爆はモンスター」と感想
1995/9/16
広島大原爆放射能医学研究所が、チェルノブイリ原発事故で被災したベラルーシのミンスク遺伝性疾患研究所、セミパラチンスク核実験場のあるカザフスタンのカザフ放射線医学環境研究所と研究交流協定を結ぶ
1995/9/17
広島市の放射線影響研究所の前身、米原爆傷害調査委員会 (ABCC)創世期の日本人職員らがロサンゼルスで米側OBと40年ぶりに再会
1995/9/17
岡山県の玉野光南高校の生徒約25人が、岡山市表町の商店街で仏核実験に反対する署名活動
1995/9/17
広島県甲奴郡上下町の女性らが、階見(しなみ)小の運動会で学徒動員や原爆など5つのテーマで反戦を訴える寸劇を披露
1995/9/17
連合岡山と岡山県原水禁、核禁岡山県民会議が中国、仏の核実験に抗議する集会を開く
1995/9/17
中国新聞が、仏核実験に対する国際的な抗議を追う「ストップ核実験・タヒチ・広島・東京」を3回にわたって連載
1995/9/18
島根県原爆被爆者協議会(浜崎孝会長)が、中国、仏大使館に核実験に対する抗議文を郵送。仏製品の不買運動も始める
1995/9/18
仏人画家のルネ・ボダールさんが、広島市中区の県民文化センターで個展。核実験反対のアピール文も展示
1995/9/18
米疾病予防センターなどの調査報告によると、国立ローレンス・リバモア研究所周辺で、乳幼児から二十四歳までの年齢層で皮膚がんの一種の黒色腫(しゅ)が著しく高い割合で発生していることが分かる
1995/9/18
仏領ポリネシアのフロス行政長官が、シラク大統領との会談後、南太平洋で再開した核実験が来年三月で終了すると述べる
1995/9/18
平和と人権を守る竹原実行委員会(竹本敬子委員長)が、市福祉会館で中国、仏の核実験抗議集会
1995/9/18
米ニューズウィーク誌が、クリントン大統領が来年4月に先進国首脳会議のメンバーらと、解体した核兵器や原子力使節から出るプルトニウムの管理体制を協議する「核首脳会議」をモスクワで開くことを計画していると報道
1995/9/18
仏に政府特使として派遣された松永信雄政府代表が、シラク大統領らに「核実験中止は日本の思い、世界の世論だ」と中止を要請したと野坂浩賢官房長官に帰国報告
1995/9/18
国際原子力機関(IAEA)の第39回総会が、ウィーンで開幕。日本、オーストラリアなど13カ国が仏、中国の核実験を非難する決議案を提出。日本、シンガポールは遅れて共同提案国へ
1995/9/18
広島県山県郡千代田町、佐伯郡大野町、双三郡三和町、島根県八束郡鹿島町の各議会が中国、仏核実験に反対決議
1995/9/18
広島市の平岡敬市長が、友好市の中国・重慶市の劉志忠市長にあてた「核実験即時全面禁止と核兵器廃絶を中国政府に求めることを要請する」とのメッセージを、市青少年指導者海外派遣団に託す
1995/9/19
第50回国連総会が、ニューヨークの国連本部で開幕。核実験停止決議など21世紀に向けた核軍縮の促進、核廃絶が焦点
1995/9/19
南アフリカのツツ大主教ら8人のノーベル平和賞受賞者やガルブレイス・ハーバード大名誉教授ら学者・科学者グループが、仏核実験再開中止を求める抗議声明を発表
1995/9/19
広島弁護士会(新田義和会長)が被爆地の法律家として核兵器廃絶を訴える平和推進委員会(委員十六人)を発足させ初会合。弁護士会が被爆・核兵器問題の委員会設置は全国で初めて
1995/9/19
長崎・ヒバクシャ医療国際協力会(会長・今村臣正県医師会長)が、長崎市でシンポジウム「ヒバクシャ医療と科学-長崎からの提言」を開く。被爆者や世界各地の放射線被ばく者医療の研究者ら約百五十人が参加
1995/9/19
広島県安芸郡府中町議会が中国、仏の核実験に抗議し、核兵器廃絶決議を可決。高田郡吉田町議会は中国、仏の核実験全面禁止決議を可決。島根県邑智郡石見町議会が核兵器全面禁止・廃絶国際条約締結を求める意見書を可決。邑智町議会の核実験全面停止決議などを可決
1995/9/19
森井忠良厚相が広島県庁で記者会見し、被爆者援護法は「村山政権でなければ、できなかった」と成果を強調
1995/9/19
連合広島(島田勝行会長)が、広島市中区のデパート前など2カ所で、フランス、中国核実験の抗議ビラを配る
1995/9/20
山口県議会が、中国、仏の核実験抗議を決議。各県、市町村でも相次ぐ
1995/9/20
山口県玖珂郡の由宇町と玖珂町、本郷村議会が仏、中国の核実験抗議を決議。高梁市議会も決議。尾道市議会は核兵器の違法性を政府に求める意見書案を可決。広島県高田郡甲田、美土里町議会も決議。佐伯郡能美町議会が仏、中国の核実験全面禁止を求める決議文を両在日大使館に送る。
1995/9/20
政府が国際司法裁判所(ICJ)での核兵器の使用と威嚇を審理する口頭陳述に、広島、長崎両市長を証人として申請
1995/9/20
英高級紙ガーディアンが、英国が仏核実験の技術、資金面で協力し、見返りに実験データの提供を受ける密約を交わしていると報道
1995/9/20
平岡広島市長が中国人民政治協商会議重慶市委員会の一行に「中国の核実験に反対する広島市民の願いを重慶市民へ伝えてほしい」と述べる
1995/9/20
中国地方で仏、中国の核実験に抗議の渦広がる。岡山県久米郡棚原町で全戸反対署名、生協ひろしまも組合員署名がスタート。広島県芦品郡新市町では中国・広州市新市鎮との友好都市提携を延期。東広島市のサックス奏者庄司勝治さんが、反核寄せ書きを持って渡仏へ
1995/9/20
チェルノブイリ原発事故の被害に関する国連報告書によると、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの3カ国で事故により何らかの影響を受けた人は約900万人に上り、約37万5千人が依然として避難生活を続けていることが分かる
1995/9/20
岡山県立高梁高の生徒が、仏核実験に抗議の寄せ書きを作製。21日に仏大使館に届ける
1995/9/20
上関原発予定地での中電の立地環境調査に対する祝島漁協の調査差し止め仮処分申請の最終審尋が、山口地裁岩国支部であり、平行線のまま決審
1995/9/20
森井忠良厚相が、呉市内で記者会見し、竹原市大久野島の毒ガス障害者の救済問題について、国の責任として原爆被害者の救済に準ずるべきだとの考えを示す
1995/9/20
中国新聞が、仏核実験場のあるポリネシアの反核運動の現状を紹介する「苦悩する楽園」を3回にわたって連載
1995/9/21
竹原市議会が仏、中国の核実験に抗議し、核実験全面禁止を求める意見書を採択。広島県賀茂郡河内町、双三郡三良坂町、双三郡君田村、御調郡向島町の4議会も抗議決議。佐伯郡沖美町議会は仏、中国大使館に決議文を送付。山口県玖珂郡錦、熊毛郡熊毛、平生、阿武郡須佐、厚狭郡山陽の5町議会も抗議決議。島根県美濃郡美都町議会も
1995/9/21
広島県被団協(金子一士理事長)など11団体が、広島市の広報紙に自衛隊募集記事の掲載をしないよう、市に要請
1995/9/21
ロシア北部のムルマンスにある北方艦隊基地で、電気料金の滞納を理由に送電をストップされた原子力潜水艦の原子炉が、異常過熱
1995/9/21
米国の歴史学者が、「原爆の図」などで知られる日本画家丸木位里、俊夫妻を本年度のノーベル平和賞候補に推薦していたことが分かる
1995/9/21
呉市議会総務水道委員会が市民団体「非核の呉港を求める会」から出ていた中国、仏の核実験抗議決議を求める請願を否決。すでに意見書を採択しているなどの理由
1995/9/21
文化庁が世界的に貴重で保護すべき文化遺産として、原爆ドーム(広島市中区)と厳島神社(広島県佐伯郡宮島町)を同時に、世界遺産リストへ登録推薦することを決める。31日に推薦書をユネスコの世界遺産委員会(本部パリ)に提出
1995/9/21
島根県議会が、中国、仏の核実験抗議を決議。33年ぶり全会一致
1995/9/22
広島市が市会本会議で、国の「原爆死没者追悼平和祈念館」の建設用地を平和記念公園内とする方針を明らかにした
1995/9/22
広島県佐伯郡宮島町議会、吉和村議会が中国、仏の核実験に抗議し、核兵器廃絶を求める決議を可決。山県郡大朝町議会も抗議決議。それぞれ両国大使館に送付。豊田郡木江町議会は中国、仏の核実験に抗議し、実験の即時中止を求める意見書を可決、村山富市首相に送付
1995/9/22
東南アジア諸国連合(ASEAN)が、東南アジア全域を 「非核兵器地帯」と宣言し、核廃棄物投棄の全面禁止も目指していることが「東南アジア非核兵器地帯条約」の草案で明らかに
1995/9/22
欧州連合(EU)の非公式首脳会議が、スペインのマジョルカ島で始まり、通貨統合が主要議題に浮上。仏の核実験問題が波乱要因に
1995/9/22
仏国民議会(下院)軍事委員会のジャック・ボウメル副委員長が、ムルロア環礁での2回目の核実験について「8-10日以内に実施」と述べる
1995/9/22
ロシア北部のムルマンスクに基地を置く北方艦隊司令部が、原子力関係施設に電気を供給する送電所に兵士を派遣し、管理下に置く
1995/9/22
オランダ・ハーグの国際司法裁判所が、ニュージーランドが求めていた仏地下核実験の差し止め請求を12対3で却下した
1995/9/22
広島市の平岡敬市長が、市会本会議で国際司法裁判所の裁判官の広島、長崎訪問の実現を目指す考えを表明
1995/9/22
ウィーンで開かれている国際原子力機関(IAEA)の第39回総会が、日本などが共同提案した核実験非難決議案を投票なしで採択
1995/9/22
河野洋平外相が、ウーブリュー駐日仏大使に核実験停止を重ねて要請
1995/9/22
広島県の藤田雄山知事が、県会本会議で中国、仏の核実験に憤りを表明。全面的核実験停止と核兵器廃絶の実現に努力すると述べる
1995/9/22
島根県邑智郡瑞穂町の瑞穂平和を考える会が、中国とフランスの核実験中止を求める1016人の署名を在日両国大使館に送付
1995/9/22
島根県内で、飯石郡掛合町議会が中国の核実験に抗議し、仏の核実験中止を求める決議を可決。鹿足郡津和野町議会も中国、仏の核実験反対を決議。美濃郡匹見町議会が中国、仏の核実験中止を求める意見書を可決。山口県内の防府、長門市議会と大島郡大島町議会が、中国と仏の核実験に抗議する決議案を可決
1995/9/22
浜田市議会が、生協しまねが提出した「核兵器は国際法違反」とする請願を継続審査に
1995/9/22
徳山市原爆被爆者の会主催の原爆展・平和ポスター展が、JR徳山駅ビルで始まる。広島、長崎の被爆写真や絵画など約120展を展示
1995/9/22
ウィーンで開かれていた国際原子力機関の総会が、核実験非難決議案や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に完全な査察の受け入れを求める決議案を3年連続して採択し、閉会
1995/9/22
エノラ・ゲイの機長だったポール・チベッツ氏が、ワシントンで「原爆は女性や子供たちを殺すために投下されたものではない」と講演
1995/9/22
山口県の平井龍知事が、核実験の即時中止と核兵器の全面禁止・核廃絶国際条約の早期締結を求める要望書を、村山富市首相と河野洋平外相に提出
1995/9/22
広島県環境衛生同業組合連合会が、仏、中国の核実験に抗議する100万人署名運動に取り組むことを決めた
1995/9/23
広島県内の12の平和、労働、被爆者団体が「フランス・中国政府の核実験中止を求める広島緊急行動委員会」を結成し、広島市内で街頭デモや緊急集会
1995/9/23
仏領ポリネシアのフロス行政長官が、南太平洋での核実験回数は合計七回になると明かす
1995/9/23
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の労働党機関紙「労働新聞」が、「表面では核兵器に反対するかのようにしながら、実際は核武装化を推進するのが日本の本質」と批判
1995/9/23
正義と平和全国集会(カトリック広島司教区平和年推進委員会主催)が、広島市中区幟町の世界平和記念聖堂で開かれ、加害の歴史について論議
1995/9/24
広島県内の小中学生でつくる「1万人子ども平和集会」のスタッフが、JR広島駅南口でフランスの核実験に抗議する署名を集めた
1995/9/24
ベーカー元米国務長官が出版する回顧録で、米国が1991年1月の湾岸戦争開戦直前、イラクが生物・化学兵器を使用すれば、核兵器で報復する用意があったと示唆。使用を思いとどまらせたことを明らかに
1995/9/25
広島県安芸郡江田島町議会が仏、中国の核実験中止を求める意見書を可決。山口県大島郡久賀、玖珂郡周東、厚狭郡楠の3町議会が核実験抗議を決議
1995/9/25
平和・民主主義尾道地区労組会議(佐原雅典議長)が、尾道市役所前で、仏と中国の核実験強行に反対する集会。約250人が参加
1995/9/25
広島県安芸郡江田島町の町議が、津久茂地区から1945年8月6日に番船で広島入りした十数人が被爆し、死亡したと証言。江田島町の被爆者の存在明るみに
1995/9/25
クリストファー米国務長官が国連総会で一般演説し、包括的核実験禁止条約(CTBT)の来年9月までの交渉妥結を提唱し、核実験禁止条約の締結を求める
1995/9/25
クリントン米大統領がロスアラモス、ローレンス・リバモア、サンディアのエネルギー省の3核研究所を、核爆発を必要としない模擬実験を続けるために存続させることを決める
1995/9/25
広島県安芸郡下蒲刈町議会が非核町宣言決議を可決
1995/9/25
広島市で被爆した中国人労働者らで組織する「安野強制連行・広島被爆受難者聯誼(れんぎ)会」(呂学文会長)が、日本政府と当時の雇用主・西松建設(本社東京)に損害賠償などを求める要求書を郵送
1995/9/26
河野洋平外相が、国連総会で一般演説。名指しを避けながらも中国、仏の核実験を非難し、日本が提出する核実験停止決議案への各国の支持と協力を要請
1995/9/26
下松市議会が核兵器全面禁止・廃絶国際条約の締結を求める意見書を可決。山口県玖珂郡美川、熊毛郡上関、田布施、吉敷郡秋穂の各町議会が核実験抗議を決議。広島県安芸郡音戸町、佐伯郡大柿町、甲奴郡総領町も決議、意見書を可決。島根県の益田市や八束郡宍道町、邑智郡桜江町、瑞穂町、飯石郡三刀屋町も決議、意見書を可決
1995/9/26
宇部市を皮切りに、山口県で初の被爆者健康教室が始まる
1995/9/26
広島県原水禁が、核実験全面禁止を求める「反核ポスター」を国内外の政府や平和団体へ送る作業を始める
1995/9/26
河野洋平外相がニューヨークの国連本部で中国の銭其〓(しん)外相、仏のドシャレット外相と会談し、核実験の即時停止を要請(〓王へんに深のつくり)
1995/9/26
国際環境保護団体グリーンピースのヨット「ベガ」が、ムルロア環礁でポリネシア住民ら二十三人を乗せたまま領海侵犯で仏軍に拘束
1995/9/26
朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の崔英鎮・事務局次長が、KEDO理事会を10月9日にニューヨークで開くと明らかにした
1995/9/26
九州電力が原発候補地にしている宮崎県串間市議会(定数二三)が、原発の賛否を問う住民投票を市長の裁量でできるようにする条例改正案を賛成18、反対2、棄権2の賛成多数で可決
1995/9/27
広島、長崎のカトリック聖職者が、カトリック教国である仏の核実験に抗議し、仏カトリック司教協議会会長のヨゼフ・デュバル大司教あてに中止を求める手紙を送る
1995/9/27
日本被団協が広島市中区の広島平和会館で中国ブロック会議を開き、理事に鳥取県原爆被害者協議会の谷口俊男事務局長を選出
1995/9/27
広島市東区の住民が、平岡敬市長とともに原爆資料館を見学
1995/9/27
広島県の佐伯郡湯来町議会と比婆郡東城町議会が中国、仏核実験に抗議し、実験中止を求める決議案を可決。賀茂郡黒瀬町議会は仏と中国の核実験への抗議文を在日両国大使館に送付
1995/9/27
広島市東区の入野忠芳さん、香川龍介さん、中区の田谷行平さんの3人の画家が、東広島市立美術館で絵画展「ヒロシマ50」を開催
1995/9/27
広島原爆被災撮影者の会の松重美人代表が、福山市松永町の松永公民館であった「戦後50周年平和を考えるつどい」で、被爆直後の惨状を伝えるスライド約50枚を使って講演
1995/9/27
広島県教組三原支区が、三原市内の保護者、教職員、小中学生合わせて759人を対象に実施した原爆・平和についての意識調査をまとめる。長崎への原爆投下を知らない小中学生が12%に上った
1995/9/27
広島県神石郡油木町議会が、仏、中国の核実験抗議の意見書を可決。島根県八束郡東出雲町議会が、核兵器廃絶と中国、仏の核実験中止を求める決議案を可決
1995/9/27
小野田市議会(定数26)の有志23人が、中国、仏の核実験に抗議し、市職組のメンバーと市役所前で座り込み
1995/9/27
第五福竜丸の被曝(ばく)を記録した写真点が、松江市黒田町のフリーダスで開催
1995/9/27
大江健三郎氏と仏のクロード・シモン氏の2人のノーベル賞作家が、仏ルモンド紙上で仏の核実験をめぐり激論。大江氏は「シラク大統領は世界の環境を破壊し始めた」と表現、シモン氏は「核抑止力が必要」と反論
1995/9/27
中国の銭其〓(しん)外相とドシャレット仏外相が、国連総会の一般演説で、包括的核実験禁止条約(CTBT)の締結まで核実験を続けることを表明(〓王へんに深のつくり)
1995/9/27
中国の銭其〓(しん)外相が、クリストファー米国務長官と会談し、イランへの原子炉売却計画中止を明言(〓王へんに深のつくり)
1995/9/28
TSSが、原爆乙女のその後を追跡するドキュメンタリー番組「ヒロシマ・ガールズ50年目の夏」を放映
1995/9/28
広島県安芸郡熊野町議会が、中国の核実験に抗議して、町内で予定されている中国四川省の雑技団公演の凍結を求める決議案を提出
1995/9/28
庄原市議会が、日本政府に「核兵器使用は国際法違反」と内外に表明するよう求める意見書を可決し、村山富市首相に送付
1995/9/28
広島県豊田郡安浦町、豊田郡大崎町、双三郡作木村、島根県鹿足郡柿木村、八束郡玉湯町の議会が仏、中国の核実験に抗議する決議などを可決
1995/9/28
岡山県議会が、核兵器廃絶と世界恒久平和のための努力を誓う平和宣言を可決
1995/9/28
インタファクス通信が、ウクライナのチェルノブイリ原発内で、圧力系統の電気モーターがショートし、小規模な火災が発生した、と報道
1995/9/28
ニュージーランドのマッキノン副首相兼外務貿易相が、国連総会演説で、中国、仏の核実験を厳しく非難
1995/9/28
国際環境保護団体グリーンピース・ジャパンの志田早苗事務局長ら4人が、南太平洋ファンガタウファ環礁で、仏軍に領海侵犯したとして身柄を拘束される
1995/9/29
新潟県巻町議会が、原発の是非を問う住民投票の先送りを狙った条例改正案を総務文教委員会で可決
1995/9/29
鳥取県の西尾邑次知事と井上万吉男県議会議長が、シラク仏大統領と中国の江沢民国家主席に核実験の抗議文を送付
1995/9/29
広島県安芸郡熊野町議会が、中国四川省の雑技団公演凍結を求める決議案を否決。中国、仏の核実験に抗議する決議案を可決
1995/9/29
広島県被団協(金子一士理事長)が、政府が国際司法裁判所に証人申請した平岡敬市長は「核兵器は国際法違反」と証言するよう広島市に要請
1995/9/29
広島県双三郡吉舎町議会が、「核兵器の威嚇、使用は国際法違反」と表明するよう政府に求める意見書を可決
1995/9/29
カンボジアのチア・シム国会議長ら7人の国会議員が、平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学
1995/9/29
広島県高校総合文化祭の尾三地区展示会が、三原リージョンプラザで開幕。核廃絶や平和を訴えるポスターや書が目立った
1995/9/29
山口県の宇部市、熊毛郡大和町、美祢郡美東町、岡山県小田郡矢掛町、美星町、後月郡芳井町、島根県の那賀郡三隅町、金城町、弥栄村、旭町、仁多郡横田町、鹿足郡六日市町の各議会が中国、仏の核実験に抗議する決議案を可決
1995/9/29
広島市東区山根町の老人ホーム「寿老園」の入居者とデイサービスの利用者が、核兵器のない世界の実現を目指す「折り鶴キャンペーン」に参加し、約40羽を折った
1995/9/29
仏の世論調査で、市民の3人に2人がシラク大統領に「失望した」と回答し、8月の調査より16ポイント増。失業対策の不備や核実験実施への国際的な批判が増加原因
1995/9/29
中国の銭其〓外相が米ニューヨークで、イランへの原子炉売却契約について「当分の間契約の履行は凍結」と述べる(〓は「王」の右側に「深」の「さんずい」のない字)
1995/9/30
広島、長崎の原爆の影響を総括するシンポジウム「広島、長崎の被爆者と子供たち 50年間の研究を回顧して」が10月8日から米国テキサス州ヒューストンで開かれる
1995/9/30
広島市内の主婦グループ30人が、ウクライナ・キエフ市の子供たちでつくる劇団「エコ・ピース・スクール」を招き11月に反核ミュージカルの上演を計画
1995/9/30
米国ロサンゼルス出身の女性彫刻家サンディ・ブライファーさんが、被爆者をテーマとする作品展を、10月27日から広島市西区民文化センターで開く
1995/9/30
島根県被爆者協議会(浜崎隆会長)の被爆50周年慰霊式典と県主催の平和祈念式典が大田市であり、被爆者や遺族ら530人が参加
1995/9/30
韓国原爆被害者協会の車貞述釜山支部長ら在韓被爆者3人が山口県被団協(中谷亘会長)の招きで来日し、交流
1995/9/30
広島市の原爆養護ホーム舟入むつみ園で、広島平和美術協会の四国五郎さんらが入園者の似顔絵をプレゼント
1995/9/30
被爆50年の歩みを追跡し、日本新聞協会賞を受賞した中国新聞の連載特集「検証ヒロシマ1945-1995」が中国新聞社から単行本として刊行
1995/9/30
日本科学者会議広島支部の創立30周年シンポ「被爆50周年を考える」が広島弁護士会館であり、約100人が参加
1995/9/30
仏核実験に抗議する仏国内の「全国反核行動」がパリなどで行われ、約2万人が参加。「ヒロ(広島)シラク(大統領)にノーを」とデモ行進
1995/9/30
仏領ポリネシアの仏高等弁務官事務所が、南太平洋のファンガタウファ環礁で身柄を拘束したグリーンピース・ジャパンの志田早苗事務局長ら2人をポリネシアから追放と発表
1995/9/-- 
兵庫県が建設準備を進める淡路島北部の日仏友好のモニュメント「アルク21」が、島の市民グループ「淡路島環境会議」(湊格代表、50人)から 「建設中止」要求。「核実験で世界の批判が集まっている仏との友好を目的にした施設に、淡路の土地を渡すわけにはいかない」
1995/9/-- 
広島市東区の被爆者保養施設「神田山荘」の温泉掘削現場で、41・9度の湯が沸き出す。市被爆者対策協議会(会長・平岡敬市長)はクアハウス(温泉療養施設)建設の検討へ
1995/9/-- 
広島県比婆郡東城町の原爆被爆者の会(横山章会長)などが、町内の被爆者や遺族の手記「閃(せん)光-後世への伝言集」を発刊
1995/9/-- 
核禁会議(磯村英一議長)の「在韓被爆者救援医師団」派遣が10月で中止へ。現地の医療技術充実などで制度の見直し
1995/9/-- 
岡山市の松下邦夫さんが原爆死没者への慰霊を込めた泥人形をつくり、広島市内のギャラリーで「土の個展」を開催
1995/9/-- 
大阪府原爆被害者団体協議会(坂口善次郎理事長)が、大阪国際平和センターで「ヒロシマ・ナガサキ原爆被災写真展」を開催
1995/9/-- 
戦争と原爆に運命を狂わされた女たちの生きざまを描くテレビドラマ「命あるかぎり」が21日まで5日間、佐伯郡宮島町でロケ
1995/9/-- 
広島平和記念公園入り口の仏レストランに、核兵器反対の懸垂幕がお目見え
1995/9/-- 
広島市内の2つの原爆特別養護ホームへの待機者が急増。9月1日現在の順番待ちの被爆者は339人で、94年3月現在(121人)の3倍近くに増えた
1995/9/-- 
アルコ・デ・ヒロシマ(市女性指導者海外派遣団OG会)が、国連世界女性会議・非政府組織(NGO)フォーラム参加者へのアンケートで、回答者の一六%が「核実験は必要」と回答
1995/9/-- 
ロシア安全保障会議付属の環境安全保障委員会が、全国調査を実施し、ロシア各地で新生児の黄疸(おうだん)と神経障害などが併発する原因不明の症候群が深刻化していることが明らかに
1995/9/-- 
政府が、中国、仏の核実験強行を受け、秋の国連総会に提出する「核実験の全面停止を求める国連決議」の案分作成に着手。中国、仏は名指しせず
1995/9/-- 
米ワシントンの民間団体「科学・国際安全保障研究所」が、仏核実験は新型弾頭開発データ集めの可能性との報告書を発表

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