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ヒストリー

ヒロシマの記録1988 9月


1988/9/1
西ドイツ国内3カ所の米軍基地に配備の中距離核ミサイル、パーシング2の撤去始まる。計120基
1988/9/2
米の8月30日の核実験に抗議し、広島県原水禁の横原由紀夫事務局長らが原爆慰霊碑前で座り込み
1988/9/4
米国原爆被爆者協会(倉本寛司会長)がサンフランシスコ市内で総会を開き、在外被爆者支援連帯ヒロシマ委員会(石田明会長)と広島市の共電社などから贈られた2万8,200ドルを基に「ヒロシマ基金」設立決める
1988/9/5
ソ連・バルト海沿岸のイグナリンスカヤ原発で火災。チェルノブイリと同型炉
1988/9/5
山口県上関町の片山秀行町長が中国電力に原発誘致を正式に申し入れ。上関町の原発反対派は「町民合意を得ていない」と反発
1988/9/5
フィリピン・カトリック教会の最高指導者、ハイメ・カーディナル・シン枢機卿が広島市を訪れ、原爆資料館を見学、慰霊碑に参拝
1988/9/6
ソ連がアルハンゲリスクで地下核実験。モスクワ放送が「経済目的の実験」と伝える
1988/9/6
山口県上関町の原発誘致申し入れで、同町反対派住民が中国電力に抗議。300人が本社前に座り込み
1988/9/7
国連が国際平和年(1986年)記念行事の一環として組織した「世界平和の使徒都市代表者会議」の第1回大会が仏ベルダンで始まる。東西両陣営の58都市が参加、日本からは広島、長崎、横浜が参加
1988/9/7
荒木広島市長が6日のソ連核実験に抗議文。従来の電報を電子郵便に切り替え、初のレタックス抗議。レタックスは料金が安く、情報量を増やせるため
1988/9/7
電力労連が原発の国民的合意形成へ向け、対策委設置打ち出す。「安定電源」として積極PRへ
1988/9/8
米テキサス州ロングホーン陸軍弾薬基地でINF全廃条約に基づくパーシング1、同2ミサイルの廃棄始まる
1988/9/8
京大原子炉実験所の研究炉で1987年から放射能漏れ
1988/9/9
第2回被爆二世訪韓団の代表が広島市役所で記者会見し成果を報告。韓国の被爆二世らでつくるピドルギ団(小バト)と交流。二世問題を訴えるハングル版パンフレットの作成などを決める
1988/9/9
プルトニウム海上輸送で日米合意。海上保安庁が護衛へ
1988/9/9
ソ連の6日の核実験に抗議し、被爆者らが原爆慰霊碑前で座り込み
1988/9/11
2つの広島県被団協が、広島市でがん検診学習会
1988/9/12
台湾が「ピースボート88」の一行の入国を拒否
1988/9/13
「中国地区カトリック高校生会」が、韓国人原爆犠牲者慰霊碑を平和記念公園内に移設するよう1,016人の署名を添え広島市に要望
1988/9/14
広島平和会館内の原爆被害者相談所の被爆証人捜しが、スタート以来16年で700人に。相談員の竹内武さんが1人で世話。証人はほぼ全員が見つかり、手帳取得率は100%
1988/9/14
米ソがソ連・セミパラチンスクで2回目の共同検証地下核実験を実施。タス通信が伝える
1988/9/14
広島市は米ソの共同核実験に抗議文送らず
1988/9/15
中国放送が被爆死した旧日本陸軍の第二総軍司令部参謀の李E%公と、後を追い自決したお付き武官吉成弘中佐の秘話を追う「民族と海峡」を放送
1988/9/16
14日の米ソ共同核実験に抗議し、被爆者らが原爆慰霊碑前で座り込み
1988/9/17
広島市でIPPNW日本支部(支部長、杉本純雄広島医師会長)総会開く。60人が出席
1988/9/18
税制改革推進の全国行脚で竹下登首相が広島市を訪問。8月の平和記念式典を欠席した意味合いもあり、原爆慰霊碑に参拝。広島赤十字・原爆病院も慰問。現職首相の原爆病院慰問は池田勇人(1961年)、田中角栄(74年)、福田赴夫(77年)の3氏に次ぎ4人目
1988/9/20
徳山市の画家田辺清美さんが広島平和記念館で「原爆シリーズ<鉄>オブジェ展」
1988/9/21
平井龍山口県知事が県会で「非核県宣言は緊急性ない」と答弁
1988/9/23
米ホノルル市のパールハーバー・ロータリークラブの会員13人が原爆慰霊碑に参拝。広島東南ロータリークラブと姉妹縁組を結び、相互に親善訪問
1988/9/23
日米記者交換計画で来日中の米人記者10人が、広島平和記念館で被爆体験を聞くなどヒロシマ取材
1988/9/23
ビキニ被爆の久保山愛吉さんの34回目の命日。焼津市の弘徳院で「墓前の誓いのつどい」
1988/9/25
東広島市で「被爆証言・資料・関係書籍の収集保存推進協議会」が結成総会
1988/9/26
長崎原爆被災協の事務員松谷英子さんが厚生大臣を相手どり、原爆症の認定申請却下処分取り消しを求めて長崎地裁に提訴(「長崎年表」)
1988/9/28
被爆建物の広島銀行銀山町支店の解体工事始まる。被爆の証として正面玄関の装飾や円柱などを新支店壁面に埋め込み保存
1988/9/28
広島県黒瀬町議会が「平和記念館問題究明の住民請願」を不採択
1988/9/29
中国がロプノル地下核実験場で、1988年初の核実験。スウェーデン国防省ハグフォルス軍地震観測所が発表
1988/9/--
元広島市食肉衛生研究所長、今田忠信さんの被爆馬の研究が英訳され「県獣医学会雑誌第3号」に掲載。世界60カ国の獣医師会に送付へ
1988/9/--
被爆建物の日本銀行広島支店の移転決まる

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