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NPT会議に出発 秋葉市長、核廃絶訴えへ

■記者 増田咲子

 核拡散防止条約(NPT)再検討会議に出席する広島市の秋葉忠利市長は28日、成田空港から米国に向け出発した。

 再検討会議は5月3日、米ニューヨークの国連本部で開幕。秋葉市長は7日の非政府組織(NGO)セッションで長崎市の田上富久市長とともに演説し、核兵器廃絶を訴える。

 また2020年までの核兵器廃絶の工程を示す「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を採択するよう、再検討会議のカバクトゥラン議長に内外の自治体首長からの賛同署名を提出。各国政府代表へのロビー活動も展開する。

 このほか開幕前の1日には世界貿易センタービル跡地(グラウンド・ゼロ)を訪れ、米中枢同時テロの犠牲者を慰霊して献花。2日は被爆者らと大規模デモ行進に加わる。このほか各種団体の会合などで連日、スピーチをこなす。9日に広島へ戻る。

(2010年4月29日朝刊掲載)

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