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平和大行進 東京を出発 8月4日に広島到着

■記者 山本洋子

 全国11コースを歩いて核兵器廃絶を訴える「平和大行進」(日本原水協など主催)の第1陣が6日、東京・夢の島の第五福竜丸展示館前を出発した。8月4日、広島市に着く。

 出発集会では、核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて米国ニューヨークで核廃絶をアピールした日本平和委員会の千坂純事務局長が、現地の機運の高まりを報告。「思いを集め、国際政治を動かそう」と訴えた。平和団体や労組の関係者たち約600人で出発し、初日は港区役所までの約12キロを歩いた。

 高校時代から毎年参加し、今回初めて広島まで歩く東京都東大和市の五十嵐成臣さん(66)は「NPTを核兵器廃絶の一歩にできるよう、声を広げたい」と意気込んでいた。

 今年で53回目。7日以降、北海道や沖縄からも順次、行進団が出発する。

(2010年5月7日朝刊掲載)

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