核軍縮委 討議始まる
10年5月10日
■記者 金崎由美(ニューヨーク発)
核拡散防止条約(NPT)再検討会議は7日、米ニューヨークの国連本部で、核軍縮問題を扱う第1委員会の討議を始めた。日本政府代表の須田明夫軍縮大使は、2000年の再検討会議が最終文書に盛り込んだ核兵器廃絶への「明確な約束」を再確認し、戦略核や非戦略核をともに削減するよう保有国に求めた。
米国やイランも発言。イランは「米国と北大西洋条約機構(NATO)は、非保有国に対し公然と核兵器による威嚇や使用をする忌まわしい教義を持っている」などとあらためて欧米批判を展開した。
再検討会議の三つの主要委員会のうち、核不拡散、原子力の平和利用をテーマとする残り二つの委員会は10日から討議を始める。
(2010年5月9日朝刊掲載)
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「核兵器はなくせる」 須田明夫 軍縮大使に聞く(10年2月10日)
核拡散防止条約(NPT)再検討会議は7日、米ニューヨークの国連本部で、核軍縮問題を扱う第1委員会の討議を始めた。日本政府代表の須田明夫軍縮大使は、2000年の再検討会議が最終文書に盛り込んだ核兵器廃絶への「明確な約束」を再確認し、戦略核や非戦略核をともに削減するよう保有国に求めた。
米国やイランも発言。イランは「米国と北大西洋条約機構(NATO)は、非保有国に対し公然と核兵器による威嚇や使用をする忌まわしい教義を持っている」などとあらためて欧米批判を展開した。
再検討会議の三つの主要委員会のうち、核不拡散、原子力の平和利用をテーマとする残り二つの委員会は10日から討議を始める。
(2010年5月9日朝刊掲載)
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