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ネパール生徒 平和公園訪問 被爆の惨状学ぶ

■記者 重田広志

 ネパール北西部のポカラ市に住む14~17歳の計5人が13日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、被爆の惨状を学んだ。

 NPO法人「エル・エンジェル国際ボランティア協会」(神奈川県海老名市)が、現地で運営する学校の男子生徒3人と女子生徒2人。原爆資料館では、やけどを負った被爆者の写真などに見入っていた。協会メンバーから託された約8千羽の折り鶴を原爆の子の像にささげた。

 協会は毎年、平和学習のため生徒代表を広島に招いている。一行は12日に来日し広島入り。14日からは東京などを巡り、19日帰路につく。女子生徒のサンギーター・ポーデルさん(17)は「資料館では目を覆いたくなった。原爆のむごさを母国に伝えたい」と話していた。

(2010年5月14日朝刊掲載)

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