×

ニュース

「広島学」を修道大で講義 秋葉市長

■記者 明知隼二

 広島市の秋葉忠利市長が21日、安佐南区の広島修道大で「広島学」の講義をした。被爆体験継承や、都市と市民レベルの活動の重要性などについて学生に語り掛けた。

 人文学部などの約50人を前に、被爆者が当時の惨状を描いた絵などを映写し「『誰にもこんな思いをさせてはいけない』という願いを受け継がなければいけない」と強調。「(核兵器廃絶など)グローバルな問題に国家ではなく都市が取り組むという転換が起きつつある」と話した。

 授業は被爆体験の学問的な継承を目指す「広島・長崎講座」の一環。同大は2002年から取り組んでいる。

(2010年5月22日朝刊掲載)

年別アーカイブ