×

ニュース

在韓被爆者11人 昨年度受け入れ 渡日治療広島委

■記者 増田咲子

 在韓被爆者渡日治療広島委員会(河村譲会長)は22日、広島市中区の広島YWCAで定期総会を開いた。約30人が出席し、2009年度の活動報告などをした。

 昨年度、委員会の招きで来日し治療を受けた被爆者は11人。高齢化などのため申請は減少傾向にあるものの、医療費助成の制限があるなど日本国内在住の被爆者との格差を背景に、日本での治療申請は続いている現状が報告された。

 また代表幹事で、在日大韓基督教会広島教会名誉牧師の金信煥(キムシンファン)さん(78)は「韓国人被爆者とのかかわり」と題して講演。「渡日治療の必要性がなくなるまで『平和の懸け橋』である支援を続けたい」と訴えた。

(2010年5月23日朝刊掲載)

関連記事
在韓被爆者 支援強化を 渡日治療広島委が総会(09年6月 1日)

年別アーカイブ