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「核削減協力したい」 ラオス議長ら原爆資料館訪問

■記者 明知隼二

 ラオスのトンシン・タンマボン国民議会議長やシートン・チッニョーティン駐日大使たち15人が27日、広島市中区の原爆資料館を訪れ、原爆被害の悲惨さに触れた。

 廃虚となった爆心地周辺を再現した模型や、焼けこげた衣服などの遺品を示しながら前田耕一郎館長が説明。トンシン議長は「悲劇に心が痛んだ。あってはいけないことだ」と感想を語った。

 また、ラオスが加盟している東南アジア非核兵器地帯条約について触れ「ラオスは核兵器を持たないと約束した。これからも核兵器削減の動きに協力したい」と話していた。

 一行は参議院の招きで24日に来日した。

(2010年5月28日朝刊掲載)

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