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NPT会議で「大きな前進」 福山外務副大臣

■記者 岡田浩平

 福山哲郎外務副大臣は31日の定例会見で、閉幕した核拡散防止条約(NPT)再検討会議について「核軍縮の前進があった」などと最終文書の採択を評価した。

 福山氏は、核軍縮分野で2000年会議で合意した核兵器廃絶への「明確な約束」の再確認や、核兵器の役割低減などが盛り込まれた点を「大きな前進」と指摘。政府の対応についても、オーストラリアと軍縮、不拡散措置を共同提案した点などを挙げ「それなりの存在感を示した」との認識を示した。

 また、約100人の被爆者が会議に合わせて米ニューヨークを訪れ被爆体験を語った点にも触れ「会議の合意に非常に大きな貢献をいただいた」と感謝した。

(2010年6月1日朝刊掲載)

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