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平和市長会議と広島市 20年核廃絶へ広島会議 来月28・29日

■記者 増田咲子

 平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)と広島市は7月28、29の両日、国際会議「2020核廃絶広島会議」を広島市中区、広島国際会議場などで開く。国内外の自治体や政府、非政府組織(NGO)などから約300人が参加。2020年までの核兵器廃絶に向けた方策を議論する。

 基調テーマは「核兵器廃絶の実現を目指して」。米ニューヨークで5月28日に閉幕した核拡散防止条約(NPT)再検討会議の結果を踏まえ、NGOなどと協調した「核兵器禁止条約」づくりに向けた運動、都市やNGOの役割などについても議題になる。

 初日は、核軍縮ネットワーク「中堅国家構想」の提唱者として知られるカナダのダグラス・ロウチ元軍縮大使が基調講演するほか、被爆体験を聞いたり、市民と対話したりする時間も計画している。2日目には最終宣言を採択。今年8月6日の平和記念式典の「平和宣言」に反映することも視野に入れているという。

 開会前日の27日には原爆資料館見学や歓迎レセプションがある。

 主催者は5月31日、平和市長会議加盟都市などに会議の案内状送付を始めた。

(2010年6月1日朝刊掲載)

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