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核廃絶 願いともす 広島でキャンドルナイト

■記者 新田葉子

 核兵器禁止条約の制定を訴える世界的な統一行動の一環として、広島市中区の原爆ドーム近くで5日夜、キャンドルナイト集会があった。参加した約100人の市民が、ろうそくの炎に核兵器廃絶への願いを託した。

 広島の市民団体「Yes!キャンペーン実行委員会」が主催。元安川親水テラスに並べた200個のろうそくを前に、広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長が「禁止条約の交渉開始を」とアピールした。

 参加者は「核の無い世界」「絶対平和」などとメッセージを書いた紙コップの中のろうそくに、平和記念公園の「平和の灯」の火を分け合い、核兵器廃絶を祈っていた。

 統一行動は、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の閉幕を受け、国際的な非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」が呼び掛けた。事前の発表によると、25カ国でコンサートやセミナーが計画されたという。

(2010年6月6日朝刊掲載)

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