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平和の尊さを児童20人発表 中区 こどもサミット

■記者 林淳一郎

 広島市の小学6年生が平和の尊さについて意見発表する「こどもピースサミット」(広島市教委主催)が12日、中区の市青少年センターであった。大賞を受賞した男女2人は被爆65年となる8月6日の平和記念式典で「平和への誓い」を読み上げる。

 過去15回で最多の応募作文9480点から、事前審査で選ばれた20人が発表した。保護者ら約500人の前で1人ずつ登壇。祖父母らから聞いた被爆体験などを踏まえ、平和な世界に向けた自分たちの役割を訴えた。

 大賞は「相手を思いやる心が平和への一歩」などと強調した古田台小の横林和宏君(11)、袋町小の高松樹南さん(11)に決定。「誓い」の文案は発表した20人が27日、中区の原爆資料館で学習会を開いて考える。

 サミットでは、幟町小と南観音小の合唱団計71人が「折り鶴の飛ぶ日」など8曲も披露した。

(2010年6月13日朝刊掲載)

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