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韓国医師 被爆者援護策学ぶ 広島で3人 現地医療充実図る

■記者 増田咲子

 韓国の医師3人が14日、広島市役所で、在外被爆者援護策などについて説明を受けた。在韓被爆者に現地で充実した医療を提供することを目的にした、放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)と大韓赤十字社による共同研修の一環。

 訪れたのは、仁川赤十字病院の内科医李載泌(イジェピル)さん(45)と、慶尚大学病院の耳鼻科医安成基(アンソンギ)さん(41)、ソウル赤十字病院の整形外科医李寛喜(イグァンヒ)さん(39)の3人。

 市原爆被害対策部の及川享部長が4月から原爆症認定申請が在外公館でできるようになったことなどを説明した。李寛喜さんは「援護策を周知させたい」と話していた。

 3人は13日に来日。19日まで、中区の広島原爆障害対策協議会や広島赤十字・原爆病院などを視察する。

(2010年6月15日朝刊掲載)

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