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大きな靴 アフリカなどに発送 広島大付属中・高生

■記者 二井理江

 発展途上国の子どもに履き古した靴を送っている広島市南区、広島大付属中・高に17日、広島大アメリカンフットボール部、千葉ロッテマリーンズの選手から約50足が届いた。足が大きいアフリカの子ども用に「28センチ以上の靴を」と呼び掛けていた。

 靴はこの日、生徒や市消防局職員などから寄せられた靴と合わせ計100足を英文の手紙や絵、ボールペンを添えてザンビアやルワンダ、カンボジアへ発送。活動主体の同高ユネスコ委員会の3年中川美仁衣委員長(17)は「洗ってある靴もあってうれしい」と手応えを感じていた。

 広島安佐ライオンズクラブ(安佐南区)、ボランティア団体「ISPの会」(中区)の打診を受けて2005年に開始。卒業生が残した靴を洗って毎年送ってきたが、アフリカの子どもたちは足が大きいため、高校1年西田千紗さん(15)が知人に相談して募った。

 引き続き靴を送るため、26日の文化祭で募金やチャリティーバザーも計画している。

(2010年6月18日朝刊掲載)

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