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平和市長会議加盟4000突破へ NPT会議追い風

■記者 増田咲子

 平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)の加盟都市数が7月1日に4千を突破することが29日、分かった。昨年同期は2963都市で、一気に千増。今年5月にあった核拡散防止条約(NPT)再検討会議へ向けて、2020年までの核兵器廃絶を目指す平和市長会議への賛同都市が急増したとみられる。

 平和市長会議は1カ月間の申請分を翌月1日付で追加しており、6月1日に3965都市となっていた。7月1日付では福岡市や神奈川県鎌倉市などが加盟する。またマケドニアから初めてビトラ市が加わる。

 NPT再検討会議までの目標としていた5千には及ばなかったものの、平和市長会議事務局の岩崎学担当課長は「再検討会議が追い風になった。(2020年までの核兵器廃絶への道筋を示した)ヒロシマ・ナガサキ議定書への賛同を求め、被爆者が全国の自治体を回って呼び掛けたことも効果があった」とみる。

(2010年6月30日朝刊掲載)

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