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3.11とヒロシマ

原医研 医師2人派遣へ 福島健康調査 

 福島第1原発事故を受けて福島県が始めた全県民対象の健康管理調査を支援するため、広島県は24日、調査の住民説明会に広島大原爆放射線医科学研究所(広島市南区)の医師2人の派遣を決めた。

 福島県立医科大副学長を務める神谷研二所長(放射線障害医学)と細井義夫教授(放射線災害医療)。26、27日に福島市、福島県伊達市である住民説明会に赴き、放射線が健康に与える影響や被曝(ひばく)線量を推計する調査の重要性を解説する。住民の個別相談にも応じる。

 説明会は福島県と県立医科大が共同で開く。原発事故で全村避難となった福島県飯舘村の村民が対象。

 広島県の湯崎英彦知事が10月上旬、広島県庁を訪れた福島県の内堀雅雄副知事に医療スタッフを派遣する意向を示していた。広島県は今後も必要に応じ、仮設住宅などである説明会にスタッフを派遣する。(村田拓也)

(2011年11月25日朝刊掲載)

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