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NPT会議成果探る 実行委が原水禁大会概要

■記者 岡田浩平

 原水禁国民会議系の原水爆禁止世界大会の実行委員会は30日、8月に広島、長崎両市で開く大会の概要を発表した。5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を受け、核廃絶への次のステップを探る。

 広島大会(4~6日)、長崎大会(7~9日)では、ともに分科会の議題に東北アジアの非核化と日本の安全保障政策、米国の核戦略とNPT体制などを設定。再検討会議の成果や課題を精査した上で非核化や非核三原則の法制化へどう運動を展開するか討論する。脱原子力、被爆2世・3世問題も柱に据える。

 東北アジアの非核化をテーマに広島市で5日開く国際会議には米国や韓国、中国の有力平和団体の代表が、大会の分科会には在韓被爆者らが参加を予定している。

(2010年7月1日朝刊掲載)

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