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核兵器のない世界へ ヒロシマの使命探る 中区で国際シンポ

 広島市立大広島平和研究所と中国新聞社ヒロシマ平和メディアセンターは31日午後1時から、国際シンポジウム「核兵器廃絶に向けて私たちは何をすべきか」を広島市中区の広島国際会議場で開く。

 5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を踏まえ、被爆地広島がその役割や行動をどう深化させていくかを中心に意見交換する。核兵器のない世界に向けた保有国や被爆国日本の責務、長崎や沖縄をはじめとする内外の市民との連携についても話し合う。

 元長崎大学長の土山秀夫氏、米国出身で沖縄に暮らす政治学者・評論家のダグラス・ラミス氏が基調講演する。さらに人材育成コンサルタントの辛淑玉(シンスゴ)氏、広島平和研の金聖哲(キムスンチュル)教授とロバート・ジェイコブズ准教授、中国新聞社の金崎由美記者が加わってパネル討論する。広島平和研の水本和実教授がコーディネーターを務める。

 聴講は無料。希望者は住所、名前、電話(ファクス)番号を記入し広島平和研へ申し込む。Tel082(544)7570、ファクス082(544)7573、電子メールoffice-peace@peace.hiroshima-cu.ac.jp 先着500人まで受け付ける。

(2010年7月1日朝刊掲載)

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