原爆の悲惨さ モスクで証言 写真など展示も 東京
10年7月6日
■記者 岡田浩平
東京都渋谷区にあるイスラム教寺院「東京ジャーミィ」で2日、原爆展が始まった。国内のモスクでの展示は初めて。11日までイスラム圏の人たちに原爆の惨禍を伝える。
1階ホールやロビーに原爆投下前後の広島、長崎の町並みや傷を負った被爆者の姿などの写真、絵など約50点を展示。礼拝所では広島で被爆した平田道正さん(76)=杉並区、長崎の米田チヨノさん(84)=横浜市青葉区=が、壮絶な体験や被爆者として受けた差別などその後の半生について証言した。
トルコ出身の会社社長セルダル・バシャラさん(36)=世田谷区=は「核兵器はあってはならない。宗教にかかわらず原爆の悲惨さを伝えなければ」と話していた。見学に訪れた近くの中学生たちもメモを取りながら聞き入っていた。
原爆展はモスクを運営する宗教法人が主催。広島市のNPO法人「ANT―Hiroshima」などが協力した。
(2010年7月3日朝刊掲載)
東京都渋谷区にあるイスラム教寺院「東京ジャーミィ」で2日、原爆展が始まった。国内のモスクでの展示は初めて。11日までイスラム圏の人たちに原爆の惨禍を伝える。
1階ホールやロビーに原爆投下前後の広島、長崎の町並みや傷を負った被爆者の姿などの写真、絵など約50点を展示。礼拝所では広島で被爆した平田道正さん(76)=杉並区、長崎の米田チヨノさん(84)=横浜市青葉区=が、壮絶な体験や被爆者として受けた差別などその後の半生について証言した。
トルコ出身の会社社長セルダル・バシャラさん(36)=世田谷区=は「核兵器はあってはならない。宗教にかかわらず原爆の悲惨さを伝えなければ」と話していた。見学に訪れた近くの中学生たちもメモを取りながら聞き入っていた。
原爆展はモスクを運営する宗教法人が主催。広島市のNPO法人「ANT―Hiroshima」などが協力した。
(2010年7月3日朝刊掲載)