核廃絶へ主導権発揮を 被爆者7団体 8・6に政府へ要望
10年7月5日
■記者 増田咲子
8月6日の平和記念式典後に、被爆者の思いを政府に伝える「被爆者代表から要望を聞く会」について、広島の被爆者7団体は2日、広島市役所で打ち合わせをした。核兵器廃絶へ強い主導権を発揮するよう訴える方針を決めた。
7団体と市から10人が出席。要望順や内容などを申し合わせた。広島県被団協の坪井直理事長(85)は「核兵器のない世界へ向けてリーダーシップを求める」。もう一つの県被団協の金子一士理事長(84)は「非核三原則の法制化や『黒い雨』指定地域の拡大を強調したい」と話した。
このほか、原爆症認定基準を司法判断などに沿って改めることや、北東アジア非核地帯化に向けた具体的措置―などを要望する。
聞く会は市主催。例年通り式典後に約45分間開かれ、市は菅直人首相と長妻昭厚生労働相の出席を要請している。
(2010年7月3日朝刊掲載)
関連記事
原爆症集団訴訟 終結へ 首相と被団協 確認書に署名(09年8月 6日)
首相 8・6式典出席 被爆者と懇談 施設訪問も(09年8月 4日)
核放棄の訴え強化を 被爆者7団体「聞く会」へ要望協議(09年7月 6日)
8月6日の平和記念式典後に、被爆者の思いを政府に伝える「被爆者代表から要望を聞く会」について、広島の被爆者7団体は2日、広島市役所で打ち合わせをした。核兵器廃絶へ強い主導権を発揮するよう訴える方針を決めた。
7団体と市から10人が出席。要望順や内容などを申し合わせた。広島県被団協の坪井直理事長(85)は「核兵器のない世界へ向けてリーダーシップを求める」。もう一つの県被団協の金子一士理事長(84)は「非核三原則の法制化や『黒い雨』指定地域の拡大を強調したい」と話した。
このほか、原爆症認定基準を司法判断などに沿って改めることや、北東アジア非核地帯化に向けた具体的措置―などを要望する。
聞く会は市主催。例年通り式典後に約45分間開かれ、市は菅直人首相と長妻昭厚生労働相の出席を要請している。
(2010年7月3日朝刊掲載)
関連記事
原爆症集団訴訟 終結へ 首相と被団協 確認書に署名(09年8月 6日)
首相 8・6式典出席 被爆者と懇談 施設訪問も(09年8月 4日)
核放棄の訴え強化を 被爆者7団体「聞く会」へ要望協議(09年7月 6日)