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10ヵ国語翻訳の被爆体験記公開 広島

■記者 増田咲子

 広島市中区の国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は6日、被爆体験記6編を10カ国語に翻訳し、地下1階の体験記閲覧室で公開を始めた。

 これまで英語と中国語、韓国・朝鮮語に訳した別の体験記はあったが、それ以外の言語への翻訳は初めて。今回は3カ国語に合わせ、フランス、スペイン、イタリア、ポルトガル、ドイツ、ロシア、タイ語に訳した。

 より多くの外国人に母国語で体験記を読んでもらおうと企画。閲覧室の一角に、10カ国語別に体験記をファイルにとじている。

 ドイツから来日中のバーバラ・マイスナさん(24)は「母国語だと感じ取りやすい」と読み込んでいた。

(2010年7月7日朝刊掲載)

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