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　核兵器を持たない１２カ国の軍縮・不拡散イニシアチブ（ＮＰＤＩ）外相会合の広島開催に合わせ、非政府組織（ＮＧＯ）でつくる「核兵器廃絶日本ＮＧＯ連絡会」などが１１、１２の両日、広島市中区で核兵器の非人道性をテーマにした講演会など、市民向けの催しを開く。

　市まちづくり市民交流プラザが主会場。１１日午後６時半から、被爆者医療に詳しい鎌田七男広島大名誉教授が「核兵器の非人道性―医学的エビデンスから」と題し講演する。１２日午前１０時からは、国内外のＮＧＯ代表が「核兵器禁止への道筋」を議論。客席との意見交換の時間もある。それぞれ資料代５００円が必要。

　また、原爆ドームの対岸では１２日午後２時から被爆者や高校生が平和への思いを語るリレートークもある。連絡会メンバーで、広島の市民団体「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」の森滝春子共同代表は「核兵器禁止条約の交渉開始と締結を求める声を国際社会に発する好機にしたい」と参加を呼び掛けている。（田中美千子）

（２０１４年４月５日朝刊掲載）