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ヒロシマの活動知って NPT準備委に合わせ広島県シンポ 国連で30日

 広島県は7日、米ニューヨークである核拡散防止条約(NPT)再検討会議第3回準備委員会に合わせ、30日に国連本部内で開く県主催のシンポジウムの概要を明らかにした。湯崎英彦知事と松井一実広島市長が被爆地広島の取り組みをそれぞれ講演。非政府組織(NGO)関係者たちを交えてパネル討議をする。

 「広島の経験をいかして」の題。湯崎知事は、各国の核軍縮などの取り組みを採点した「ひろしまレポート」を報告する。松井市長は、会長を務める平和首長会議の活動を説明する。パネル討議には、赤十字国際委員会や核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)などの代表者たち5人も加わる。

 湯崎知事は28~30日、広島県知事としては初めて、NPT準備委の議論を傍聴する。これに先立ち、米政府内で安全保障につながる外交・軍事政策を決める最高レベルの会議「国家安全保障会議(NSC)」や、米シンクタンクの核脅威削減評議会(NTI)の関係者たちと意見交換。ジョージタウン、コロンビアの両大学での講演も予定している。(下久保聖司)

(2014年4月8日朝刊掲載)

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