×

ニュース

オバマ氏の広島訪問を 湯崎知事、ケネディ大使懇談

 広島県の湯崎英彦知事は8日、東京都港区の在日米国大使館でキャロライン・ケネディ駐日米大使と懇談し、大使やオバマ大統領の広島訪問を要請した。大使は「大統領も来たいと思っているだろう」と応じ、県の平和に関する活動には「非常に重要な取り組みだ」と支持したという。

 懇談は約30分間で非公開。湯崎知事が、世界各国の核軍縮などの取り組みを採点した「ひろしまレポート」など県独自の平和活動を説明した。今月末からの自身の訪米日程も伝え、理解と協力を求めた。

 終了後、湯崎知事は大使の印象を「平和問題や核問題に前向きと思った」と評価。オバマ氏の広島訪問は「競合するスケジュールがたくさんあって大変だが、少し時間をかけて検討できたらいいのではないかという趣旨の話をした」と述べた。

 大使の広島訪問について、湯崎知事は「希望しているのは間違いない」と強調。大使にとっては1978年の初来日以来となり、「非常に楽しみにしている」と語ったという。

 大使は昨年12月、広島市の松井一実市長と長崎市の田上富久市長に大使館で面会している。(藤村潤平)

(2014年4月9日朝刊掲載)

年別アーカイブ