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ひろしまレポート「よく分析したい」 岸田氏、会見で表明

 岸田文雄外相(広島1区)は8日の記者会見で、各国の核軍縮などの取り組みを採点した広島県の「ひろしまレポート」で日本の順位が下がったことについて「よく分析したい」と述べた。

 レポートでは、日本は核軍縮の分野で昨年のトップから5位になった。昨年4月の核兵器の非人道性と不使用に関する国際的な共同声明への賛同を見送ったことで減点された。岸田氏は「秋(の共同声明)には賛同した」と反論。米国の「核の傘」への依存に対するマイナス評価も含めて「理屈がよく分からない部分がある」として、内容を精査するとした。

 核兵器の非人道性に関しては、広島市で11、12の両日にある軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)外相会合で、「しっかり議論したいと考えている」と強調。核軍縮の議論を引き続きリードするよう努める姿勢を示した。

(2014年4月9日朝刊掲載)

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