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「核なき世界へ熱意」 岸田外相 米紙に寄稿

 岸田文雄外相(広島1区)は、10日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)に「核のない世界に向けた日本のコミットメント(約束)」と題した文章を寄稿し、広島市で11日に開幕するNPDI外相会合に臨む決意などを訴えた。

 岸田氏は、核軍縮を「私の仕事にとって不可欠な部分」と表現。外相会合で取り上げる議論として、核軍縮の透明性の向上や全ての核保有国による多国間交渉の必要性を挙げた。さらに、北朝鮮の弾道ミサイル発射に「国際社会は、挑発行為を停止するように明確なメッセージを送るべきだ」と呼び掛けた。

 また、核関連物質や技術の輸出管理の強化、核テロ防止に積極的に関与していく姿勢も強調。「核兵器のない世界の実現に向けて前向きな進歩が継続するよう、熱意を持って取り組む」と結んだ。(藤村潤平)

(2014年4月11日朝刊掲載)

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