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小中生 平和の願い託す NPDI外相会合

 広島市内の小中学生が12日、中区の平和記念公園で、NPDI外相会合の出席者に平和の願いを託した。中学生はメッセージを英語で読み上げて手渡し、小学生は千羽鶴を贈った。

 小中各12校の代表者計24人が、原爆慰霊碑へ献花に訪れた外相たちと対面。中学生が核兵器廃絶を願い、思い思いの言葉で約1分間スピーチした。小学生は「世界が平和になりますように」などとメッセージを添えた千羽鶴を渡した。外相たちからは「サンキュー」と声を掛けられ、笑顔で握手を交わした。

 ドイツのフランクワルター・シュタインマイヤー外相にメッセージを読んだ、東区の二葉中3年前田花さん(14)は「私たちの平和の願いで外相の心を動かせればと思った。心が通じた感じがした」。トルコのアフメット・ダウトオール外相に折り鶴を渡した、佐伯区の河内小6年福山比奈子さん(11)は「戦争のない世界にしてほしいという思いを直接伝えられてよかった」と声を弾ませた。

 慰霊碑前では、市民たち約700人が各国の小旗を振って外相たちを出迎えた。(川手寿志、水川恭輔)

(2014年4月13日朝刊掲載)

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