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15人の手記掲載 被爆体験第44集 新日本婦人の会広島

■記者 増田咲子

 新日本婦人の会広島県本部(林紀子会長)は、被爆体験集「木の葉のように焼かれて」第44集を発行した。15人が体験を寄せている。

 当時7歳だった男性は、体の前側の約3分の2をやけどしながらも九死に一生を得た体験を記した。入市被爆したとして申請した被爆者健康手帳が却下されたまま亡くなった男性の手記もある。

 1964年の創刊からほぼ毎年発行。沢田カヨ子副会長は「若い世代に読んでもらい、原爆被害の実態を知ってほしい」と話している。B5判、63ページ。2千部印刷した。500円。同県本部Tel082(263)0402。

(2010年7月14日朝刊掲載)

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