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NPT会議後の核廃絶など討論 原水協系世界大会

■記者 岡田浩平

 日本原水協系の原水爆禁止世界大会の実行委員会は16日、来月に広島、長崎両市で開く大会の海外参加者など概要を発表した。

 海外からは現時点で27カ国の75人が参加する。2~4日に広島市である国際会議ではアラブ連盟や国際原子力機関(IAEA)の代表者が発言。5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を受けた核兵器廃絶への次のステップや、核抑止力、在日米軍と安全保障の問題について国内外の市民団体代表らが討論する。

 4~6日の「世界大会・広島」では国連のドゥアルテ軍縮担当上級代表やカナダ在住の被爆者らがそれぞれの立場から「核兵器のない世界」を語る。8、9両日の「世界大会・長崎」では各国の草の根運動の交流を深める。原水協の高草木博事務局長は「各国政府が合意して核兵器を全面禁止、なくすよう強く訴えたい」と話している。

(2010年7月17日朝刊掲載)

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