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カーター元大統領が縁 米の高校生 三次市甲奴で交流

 広島県三次市甲奴町に縁のあるノーベル平和賞受賞者のジミー・カーター米元大統領の出身地、ジョージア州アメリカス市の高校生たち13人が同町を訪れ、住民との交流を深めている。

 カーター元大統領が1990年に同町を訪れたことを機に始まった相互交流の一環。14日夕に甲奴町入りした一行は、町内の9軒にホームステイし、地元の寺や企業などを巡っている。16日は甲奴中を訪れ、音楽や国語の授業に参加。生徒と一緒に琴の演奏や書道を楽しんだ。

 「温故知新」の行書に挑戦した書道の時間には、甲奴中の生徒たちが知っている英単語をフル活用し、書き順や筆遣いを教える場面も。3年堀航輝君(14)は「野球の話も交えて何とか会話できた」。昨年も訪れたというティエラ・ナンさん(16)は「甲奴は景色が素晴らしく、みんな親切」と声を弾ませていた。

 一行は17日に甲奴小と小童小を訪れ、町民主催の歓迎会にも参加。18日に三次市を離れる。(松本大典)

(2014年4月17日朝刊掲載)

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