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反核の願い 走り継ぐ 平和公園 リレー最終走者到着

■記者 小林可奈

 核兵器廃絶を訴え、県内の市町を走り継いだ「反核平和の火リレー」の最終走者が22日、広島市中区の平和記念公園に到着した。

 午後6時すぎ、最終走者となった6歳から81歳までの18人が、ゴールの原爆慰霊碑に着いた。被爆者やリレー実行委員会の労組員たち約20人が出迎え、全員で慰霊碑に黙とうした後、トーチの火を消した。

 6月29日に同公園を出発し、約2800人で708・9キロを走り継いだ。当初は県内の全23市町を通過する予定だったが、豪雨の影響で安芸高田市と北広島町でのリレーは中止となった。

 最終走者の一人の長崎謙二さん(81)=東区=は「11年前に亡くなった被爆者の妻を思い走った」と汗をぬぐっていた。

(2010年7月23日朝刊掲載)

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