×

ニュース

NPT会議に合わせ演奏 光井さん 海外被曝医療支援へ寄付

■記者 永山啓一

 核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて米ニューヨークで5月、チャリティーコンサートを開いたチェンバロ奏者の光井安子さん(59)=廿日市市=が22日、収益金の一部800ドルを、広島県や広島市などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)に寄付した。

 光井さんと、主催団体である平和コンサート実行委員会の山本一隆委員長が、HICAREの事務局がある県庁を訪れ、佐々木昌弘健康福祉局長に寄付金を手渡した。光井さんは「海外での被曝医療の支援に有効活用してほしい」と話した。

 コンサートは、光井さんが核兵器保有国の米国、ロシア、フランス、英国、中国の音楽家に呼び掛けて実現した。観客席には各国の政府関係者たち約400人が詰め掛けた。

(2010年7月23日朝刊掲載)

関連記事
被爆国・保有国の音楽家ら米で共演 NPT会議成功願う (10年5月19日)

年別アーカイブ