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　菅義偉官房長官が原発の再稼働について「政治判断はしない」と述べたとの一部報道について、中国電力島根原子力発電所（松江市鹿島町）が立地する島根県の溝口善兵衛知事は１７日の記者会見で「（再稼働は）政府が判断すること」との考えをあらためて強調した。

　福島第１原発事故後、初めて９日に同原発を視察した溝口知事は「（同原発のように）電源がなくなる事態が起きないようにするのが政府の責任。政府の下で原子力規制委員会が厳格な審査をやってほしい」と注文した。また、福島視察で住民の避難計画の課題を実感したとし「計画の精度を高めないといけない。（稼働判断の）大事なファクターだ」と述べた。

（２０１４年４月１８日朝刊掲載）