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あなたの思い 平和宣言に 広島市が被爆体験談公募

 広島市は、松井一実市長が8月6日の平和記念式典で読み上げる平和宣言に引用する、被爆者の体験談や平和への思いを5月1日から26日まで公募する。

 テーマは「被爆者として次の世代(若い人)に伝えたいこと、望むこと」。国内外の被爆者が対象。書き下ろした体験談に加え、過去に記した手記なども受け付ける。代筆も可。引用部分は、被爆者や有識者でつくる市の「被爆体験に関する懇談会」が選ぶ。体験談は全て冊子にまとめ市立中学や高校に配る。

 公募は、松井市長が就任後初めて起草した2011年から4年連続。11年は73点、12年は28点、13年は56点が寄せられ、各2、3点を採用した。ことしは在外被爆者団体に加え、姉妹都市の韓国・大邱市や米ホノルル市、海外メディアを通じて応募を呼び掛ける。

 様式は自由。区役所や公民館、市ホームページで入手できる所定の用紙を添え、市平和推進課へ持参するか、郵送やファクス、電子メールで申し込む。同課Tel082(242)7831。(田中美千子)

(2014年4月18日朝刊掲載)

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