×

ニュース

議定書の精神 支持を集める NPT会議 秋葉市長総括

■記者 金崎由美

 広島市の秋葉忠利市長は22日、今年5月にあった核拡散防止条約(NPT)再検討会議で採択を目指した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」について「残念ながら採択はならなかったが、議定書の精神は支持された」と総括した。庁内組織「NPT2010戦略推進本部会議」で発言した。

 2020年までに核兵器を廃絶する道筋として提案。再検討会議の最終文書に、核軍縮に具体的な期限が必要だと大半の国が考えていることや、核兵器禁止条約の交渉に留意することが盛り込まれたことを挙げ「議定書への賛同を募る取り組みが一定の効果を挙げた」と評価した。

 同本部は昨年7月に設置。この日が3回目の会合だった。

(2010年7月23日朝刊掲載)

年別アーカイブ